hegumomの日記

30代共働き主婦が妊娠・出産・育児のことを綴っています。

NIPT結果を聞くため病院へ(13w6d)

一昨日の宣告からずっとショックと不安な気持ちが続いていた。

結果陽性って言われたけど、検体が間違ってた可能性あるんじゃ?

私にはなんにも気になる症状は無いし、間違ってましたって言われないかな。

忙しければ来院は次週でも構わないと言われたけど最短で来院出来てよかったと思った。こんな気持ちをずっと引きずって何日も過ごすなんて無理だ。

30分ほど待ち、診察室へ呼ばれるとNIPTを受検した日に面談した女医さんだった。

初めからの経緯を知っている医師で安心した。とても落ち着いた優しい話し方をする人だった。

 

私達の目の前に検査結果の書類が置いてあり、紛れもなく13トリソミー陽性だった。

そして性別も書いてあり、女の子だと分かった。

どこかで覚悟していた自分がいて、冷静にその結果を受け止めた。

そして夫と説明を聞いた後、腹部エコーで確認することに。

医師は赤ちゃんのいろんな部位の大きさを測り、途中カラー画像に変えていろんな部位の血流もみていた。ベッドに寝た私の頭上にも医師がみているのと同じディスプレイがあったので一緒に見ていた。作業に集中してもらってちゃんと見てもらった方がいいと思いしばらく黙っていた。
エコーが終わりになった頃、自分でネットで調べた情報で、首の後ろのむくみが1つポイントとしてあったなと思い、「首の後ろのむくみってどのくらいですか?」と尋ねた。

医師「9ミリ位ありますね。ここが背骨、この後ろの黒く見えるところがむくみの範囲です」と教えてくれた。健常児は同週で2ミリ以下だそう。

え、9ミリ?って結構な数値じゃない?

 

エコーの結果分かったこと

・NT(首の後ろのむくみ)…9ミリ

・頭の大きさ…少し小さめ

・へその緒の血流は2本あり、これは問題無し

・あとの形態的な特徴はまだこの週数ではわからない

 

エコーが終わり、医師から今後のスケジュールの確認の話になった時、自分でもびっくりするほど冷静にこう切り出した。

「今の段階では早い話になるかもしれませんが、羊水検査を受けて陽性が確定した場合は、中絶を考えています。NIPTを受ける時に、そう決めていたので」と。

 

もう出産までたどりつけないなら、この妊娠を早く諦めたいと思った。時間がもったいないと思っていた。「これがダメなら次」って、自分の赤ちゃんなのにまるでモノみたいに。ひどい残酷で冷淡な母親だと自分でも思った。
(私には時間が残されていない、だから体外を選んだんだし、早く、早くしないと。こんなところで時間とってる暇は無いのに…!)
気持ちばかり焦っていた。

 

羊水検査は15週からできるが、この病院では16週後半で検査をすることをすすめているといわれ、検査日は2月下旬に決定した。結果は2~3週間後に分かるのでおそらく3月半ば。
もし結果が陽性だった場合は、その1週間後に入院することになるので中絶の処置は3月下旬頃になるでしょうという話だった。

その後看護師から羊水検査当日の流れを聞き、念のため中絶費用のお話も少し聞いた。

 

診察室を出たあと夫と話した。
「首のむくみが9ミリもあるなんてもうほぼ異常があるの確定だと思う…」と。
私の方が夫より断然ネットで情報を集めて知っていたから、夫は「えー…」と殆ど言葉も出ない。
羊水検査を受けない限りはまだ確定じゃないけど、、気持ちがぐちゃぐちゃだった。
自分は今世界一不幸な女だと思っていた。

 

少し間を置いて、「女の子だったね」と私が言うと、え!そうなん?と夫は少し嬉しそうだった。夫婦で次は女の子が欲しいね、と言っていたから。

 

この日は夫が夜勤だったので、夕方保育園から息子を連れて帰り、寝る前に実母に電話をして今日までの事を話した。一番自分に近い人に話を聞いてもらいたかった。
妊娠したことは報告していたけど、それ以降は順調としか話していなかったので、母親もびっくりしていた。
母と話し始めて泣きながら、今まで我慢していた気持ちを全部吐き出した。

NIPTで陰性が出たらようやく感情をさらけだしてハッピーに過ごせると思っていたこと。

NIPTの結果出るまではずっと感情にフタをして喜び過ぎないようにしていたこと。

妊娠できて心臓動いているの確認したときめっちゃ嬉しくて安心したけどその気持ちを抑え込んでいたこと。素直に嬉しいって気持ちをちゃんと表現してこなくて、こんな母親でお腹の子に申し訳ないって思っていること。

 

母はうんうん、ってずっと聞いてくれて、最後に「あんたの体の方が大事だから、どんな結果になったとしても、赤ちゃんに対して責任を感じなくていいよ」と言ってくれた。
寄り添ってくれる言葉が嬉しかった。
電話中ずっと、息子が私の涙をティッシュで拭いてくれていた。