hegumomの日記

30代共働き主婦が妊娠・出産・育児のことを綴っています。

夢クリ受診から卒業まで

初受診~移植

8月に初めて夢クリを訪れ、夫婦でひととおりの検査を受けた(夫37歳、私36歳)。
検査結果は夫婦ともに特に問題は無く自然妊娠できるレベルと言われたものの、前回自然妊娠(クロミッド+タイミング法)で子宮外妊娠をしていて卵管に何か問題があるのかもしれない&自力で生理がこない身体の私にはちゃんとホルモンコントロールできるクリニックで治療したい&年齢を考慮すればお金はかかってでも早く授かるのが一番だと考え治療をすることにした。

 

10月に採卵した時、MⅡランク(最も成熟した状態)が2つ採れ、当日採精→顕微授精。
顕微授精になったのは、MIGLIS法という新しい精子選別法を選んだから。
従来の遠心分離で選別する方法と比べて、DNA損傷率が非常に低い精子が獲得できるのがメリットだが、デメリットとして回収率が低いので、この選別法を選択すると大体顕微授精になるそう(看護師さん曰く)。

採卵から8日後、卵の成長具合を確認すると1つは5日目に胚盤胞まで成長したので凍結(=娘)、もう1つは途中で成長が止まってしまい培養中止になったとの事だった。
この時、MⅡで採れたのにうまくいかないこともあるのか…と思った。

 

11月半ばに凍結胚を移植。
この日貰った移植後予定表で分娩予定日が8月初旬と分かり、夏に家族が1人増えるかもしれないんだ・・・と未来を想像し、どうかうまくいきますように、と祈る。と同時に、あまり期待しないように…という自制の気持ちもあった。

 

 

妊娠判明~卒業

11月(3w5d)の診察・・・着床確認
採血から診察室に呼ばれるまでの時間が長く、めちゃくちゃ緊張していた。
hcg値が伸びていて着床してますと言われた時、すごくほっとしたのを覚えている。


12月(5w1d)・・・胎嚢確認
子宮内に着床してて良かった…‼

 

同月(5w6d)・・・心拍確認
エコー時にいきなり「心拍確認できますね」と言われびっくり。こちら側のモニターで心拍の動きもちゃんと確認できたし胎嚢も大きくなっていて胎芽にリングがくっついているのも見えて、息子の時もこんな感じだったなぁと思い出し涙ぐむ。
でも手放しで「万歳‼嬉しい‼」という気持ちではなく、1つずつ目の前のハードルを慎重にクリアしていくという心境だった。
診察室で看護師さんが笑顔で「おめでとうございます」と言ってくれたけど、私は至って冷静で「ありがとうございます」と返した。普通はもっと喜ぶ場面なんだろうけど、心拍確認できてもまだ安心できない。まずは安定期に入るまでは。ぬか喜びしないように気持ちを落ち着けている自分がいる。無事に産まれるまではどんな状況になるかわからないので慎重になっている。お腹の子に、素直に喜べなくてごめん、と謝る。でも、順調にきてくれて本当に嬉しい。このまま何事もなく育ってくれれば、と思った。

同月(7w2d)・・・経過順調。
医師に母子手帳を貰ってもいいのかきくとOKと。

 

同月(8w0d)・・・経過順調。
黄体ホルモンもちゃんと出ているので流産の可能性も低いと。次回で診察最後なので分娩する病院どこにするか考えておいてね、と。

 

1月(9w0d)・・・卒業診察
診察の結果、赤ちゃんの大きさと心拍も安定しているとのこと。
(あとから見返すと、この時のエコーで赤ちゃんの大きさ21.2ミリ、心拍193bpm。心拍数は基準より少し多かった?でも許容範囲内だったのか?)
分娩予約をとった産婦人科宛てに紹介状をお願いした。特に問題なく診察も終わりになりそうだったので、NIPT(新型出生前診断)を実施している病院を紹介してもらえないか尋ねた。
私は高度不妊治療をすると決めた時、もし授かれたらNIPTを受けたいと考えていた。
30代後半でリスク因子は上がっているのは確実なので、受けた方がよいと思っていた。
夢クリではNIPTを実施していない。でも卒業していく妊婦さんがいるならそういったルートの用意とか情報とかはあるんじゃないかと思い尋ねたが「紹介はしていないので、今後かかりつけになる病院に相談を」というシンプルな回答だった。
医師にこれまでのお礼を伝え、看護師さんから「産まれたら提出お願いします」と出産報告書と卒業を祝うメッセージカードをいただいた。頭を下げてお礼を伝え、夢クリを卒業した。